増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて
1章 縫合・吻合法の基本
ロボット手術で使用する縫合・吻合デバイスの種類と特徴
清住 雄希
1
,
山口 智弘
1
,
太田 絵美
1
,
財津 瑛子
1
,
深田 浩志
1
,
福長 洋介
1
Yuki KIYOZUMI
1
1がん研究会有明病院消化器センター大腸外科
キーワード:
ロボット手術
,
ニードルドライバー
,
ステープラー
Keyword:
ロボット手術
,
ニードルドライバー
,
ステープラー
pp.22-23
発行日 2020年10月22日
Published Date 2020/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213104
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da Vinci Surgical System(インテュイティブサージカル社)を用いたロボット手術は,三次元高解像度画像の下,モーションスケーリングや手振れ補正機能を有した多関節鉗子を使用することで,安定した操作を自由に行うことが可能である.一方,ロボット手術の安全性は多くの論文で報告されているものの1,2),触覚がないというロボット手術ならではの特徴のため,視覚で組織にかかる緊張を認識しながら鉗子操作を慎重に行うことが重要である.また,縫合や切離・吻合時においては,デバイスの特徴を事前に知っておく必要がある.
本稿では,da Vinci Surgical Systemによるロボット手術時に使用する,縫合および切離・吻合デバイスの種類と使用法について解説する.
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