Japanese
English
臨床報告
Winslow孔ヘルニアの2例
Two cases of intestinal herniation through the foramen of Winslow
林 良彦
1
,
猪熊 泰造
1
,
後藤 庸嘉
1
,
内山 元昭
1
Yoshihiko HAYASHI
1
1九州労災病院外科
pp.1767-1769
発行日 1985年12月20日
Published Date 1985/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209217
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はじめに
Winslow孔ヘルニアは腸閉塞として発症し,手術適応となる稀な疾患で,術前診断はしばしば困難とされている.診断の遅延は時に壊死のため腸切除を必要とし,あるいは致命的となる危険を秘めている.われわれは腹部単純X線写真あるいは胃造影所見より術前に診断しえた本疾患の2例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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