クリニカル・カンファレンス
上部消化管の大量出血をどうするか
牧野 永城
1
,
杉浦 光雄
2
,
桜井 健司
1
,
鵜川 四郎
3
,
上垣 恵二
4
Eiki MAKINO
1
,
Mitsuo SUGIURA
2
,
Kenji SAKURAI
1
,
Shiro UGAWA
3
,
Keiji UEGAKI
4
1聖路加国際病院外科
2東京大学医学部第2外科
3林病院
4都立広尾病院外科
pp.1274-1287
発行日 1972年9月20日
Published Date 1972/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205677
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《症例》
患者:54歳,♂
現病歴:生来健康で著患を知らない.過去30年以上,毎日4合以上の酒をのみ,ある時期には10年位にわたつて毎日ウイスキー1本ずつ空けていたことがある.4年位前から時折空腹時痛があり,時々黒色便に気が付くようになつた.入院前目脱力感があつたが,入院当日の朝1時頃,トイレに起きたとき,洗面器に1杯近くの暗赤色の吐血をし,救急入院した.
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