Japanese
English
論説
乳癌の内分泌学的療法に関するわれわれの考え方
How to use the Endocrinological Treatment on Breast Cancer
吉永 直胤
1
,
内尾 太郎
1
,
岡部 文人
1
,
黒木 憲夫
1
,
橋爪 毅
1
,
原口 亨
1
,
桑原 元雄
1
Naotane YOSHINAGA
1
1熊本大学医学部第二外科教室
pp.309-314
発行日 1964年3月20日
Published Date 1964/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203279
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はじめに
乳癌のホルモン療法に関する報告は,桑原,渋沢,藤森,永井,卜部,増田,石川をはじめとして,本邦においても近時少なくない.
ましてBeatson, Huggins, Luft等にはじまる外国文献は数多く,1957年のGlasgow大学におけるCurrie5)の主催せる「乳癌のホルモン領域に関する討議会」を一つの頂点として,この方面の知見の開発は年々進められており,Dao (1960)6)の副腎剔除の948例,Pearsons (1959)16)の505例の集計分析など,多数の症例についての考察も進められている.
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