Japanese
English
症例
大網捻轉症の2例
Two cases of twisted major omentum
北角 昌也
1
,
菊池 一男
2
Masaya KITAKADO
1
1日本大学医学部今尾外科教室
2日本大学医学部若林外科教室
1The Department of surgery, Nihon University Medical School
pp.131-133
発行日 1956年2月20日
Published Date 1956/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201773
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まえがき
急性腹部症のうち稀にみられるものの一つに大網捻転症がある.Aimesに依ると文献上1858年Marchetteに依つて初めて報告されたと云うことである.本症には特有の症状がないために術前の診断は甚だむずかしい.外国においては多数の症例が発表されているが,吾が国においては今日迄僅かに15例が報告されているに過ぎない.最近吾々は両教室に於て各1例ずつを経験したので,ここに併せて報告する.
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