Japanese
English
症例
胃癌手術時に偶々発見し共に切除し得た多発性空腸憩室の1例
A Treated Case of jejunaldwertikels which are found at Operation of Gastriccancer
栗田 彰三
1
,
森川 一秀
1
,
飯岡 薰
1
Shozo KURITA
1
1東京慈恵会医科大学高田外科教室
1Takata Surgical Department of the Tokyo Jikkeikai Medical College
pp.533-535
発行日 1954年8月20日
Published Date 1954/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201488
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小腸憩室はメッケル氏憩室及び十二指腸憩窒を除けば稀なものである.このような非メッケル氏小腸憩室は欧米ではSir Astley Coopeが1884年に多発性空腸憩室を報告したのが始めである.わが国では岩永が1919年開腹手術中に偶々多発性空腸憩室を発見したのが最初で,それ以来現在に至るまで非メッケル氏小腸憩室を手術によつて発見した例数はいまだ21例に過ぎない.われわれは最近胃癌手術時に空腸に5コの多発性憩室を認めこれを切除し得た1例を経験したのでこゝに報告しようと思う.
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