特集 消化器外科のドレーン管理を再考する
扉
pp.305
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103976
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消化器外科において,適切なドレーンの挿入・管理は術後合併症対策として最も重要な事項であり,古くからその功罪について多くの議論が行われてきた.最近の一部のrandomized controlled studyでは,消化器領域のおけるドレーンは不必要であるという結果が報告されている.また,医療効率の観点から,できるだけ早期に抜去する傾向もみられる.しかしながら,厳重なドレーン管理によって救命しえた症例も少なからず経験されるところである.
この古くて新しい命題を最近の研究成果を踏まえて再考し,臨床に携わる外科医に有益な情報を提供するために本特集を企画した.
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