特集 外科医のための消化器内視鏡Up-to-Date
扉
pp.1579
発行日 2011年12月20日
Published Date 2011/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103859
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最近のtechnologyの急速な発展に伴い,医療機器の発達も著しいものがある.そのなかでも消化管内視鏡の診断技術は,拡大内視鏡にみられるような「マクロ」としての肉眼所見が,より「ミクロ」な,すなわち組織学的所見と近づき,その双方向的所見の解析から多くの知見が得られつつある.
また,ダブルバルーン内視鏡技術やカプセル内視鏡などの開発により,消化管診断学は飛躍的に向上している.肝臓や膵臓などのいわゆる消化器実質臓器を含む肝胆膵領域においても,内視鏡による診断技術の向上は,それに基づく治療法への応用と外科手術の選択などに寄与している.ESD,EMRはもとよりNOTESなどの導入により,治療の形態も大きく変わりつつある.
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