Japanese
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特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ
導尿および膀胱穿刺の適応と方法
Indication and methods of urethral catheterization and bladder puncture
山田 哲司
1
Yamada Tetsuji
1
1石川県立中央病院消化器外科
キーワード:
導尿
,
尿道カテーテル
,
膀胱穿刺
,
膀胱瘻
Keyword:
導尿
,
尿道カテーテル
,
膀胱穿刺
,
膀胱瘻
pp.879-885
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100678
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要旨:導尿は,尿道から膀胱内にカテーテルを挿入して尿を体外に排出する方法であり,膀胱穿刺は尿道カテーテル挿入が不可能なときに膀胱を直接穿刺して尿を体外に排出する方法である.導尿,膀胱穿刺とも,医学の発達とともに用いられる頻度が高くなり,高度医療を可能としてきた.しかし,この便利さと引き換えに,カテーテルという異物を体内に挿入することから尿路感染症が高頻度で生じるとされ,この尿路感染が院内感染と密接に関連していることも明らかになっている.そのため,導尿や膀胱穿刺には多くの合併症や弊害を伴うことを知り,その適応や手技に精通しなければならない.
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