Japanese
English
臨床報告・1
好酸球性胃腸炎と両側肺気胸と診断,治療したウェステルマン肺吸虫症の1例
Paragonimiasis westermani presenting with eosinophilic gastroenterocolitis and bilateral pneumothorax:A case report
山本 紀彦
1
,
飴本 完二
2
,
辻 慶久
1
,
島田 守
1
,
李 喬遠
1
,
岡 博史
1
Norihiko Yamamoto
1
1守口敬任会病院外科
2守口敬任会病院内科
キーワード:
気胸
,
胸腔鏡
,
好酸性胃腸炎
,
ウェステルマン肺吸虫症
Keyword:
気胸
,
胸腔鏡
,
好酸性胃腸炎
,
ウェステルマン肺吸虫症
pp.1061-1065
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100172
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はじめに
ウェステルマン肺吸虫症は,川カニや猪肉などの生食や,それらの不十分な調理から感染する寄生虫症と考えられている1,2,5).今回われわれは,初診にて好酸球性大腸炎と診断し,さらに両側気胸を生じ胸腔鏡下手術を行ったのち,結果的にウェステルマン肺吸虫症であるとわかった反省すべき症例を経験したので報告する.
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