Japanese
English
特集 脳ドックの新しい診療ガイドライン
1.未破裂脳動脈瘤
Unruptured Intracranial Aneurysms
齋藤 勇
1
Isamu Saito
1
1富士脳障害研究所附属病院
1Fuji Brain Institute & Hospital
キーワード:
unruptured intracranial aneurysms
,
brain dock
,
new guideline for brain dock
Keyword:
unruptured intracranial aneurysms
,
brain dock
,
new guideline for brain dock
pp.5-11
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100178
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はじめに
そもそも脳ドックが始められた最大の理由は,「クモ膜下出血(SAH)を起こす前に,無症候未破裂の状態で脳動脈瘤を発見し,治療してSAHを予防したい」という点にあったと考えている。そこには,脳動脈瘤が破裂・出血した場合約50%の方は治療される以前に死亡しているという現状を何とかしたいという脳神経外科医の願いが込められている。
未破裂脳動脈瘤は,1)症候性,2)無症候性,に大別されるが,脳ドックで問題となるのは後者の無症候性のものである。ここでは,昨年(平成15年8月)改正された日本脳ドック学会のガイドライン1)を要約し,私見を交えて総括することとする。
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