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資料
児童相談所において精神科医がかかわった虐待事例35例の検討
Thirty-five Abused Children Consulted by Psychiatrists in a Child Guidance Center
武井 明
1
,
鈴木 太郎
2
,
糸田 尚史
3
,
山口 晃子
3
,
内山 久子
3
,
和田 真一
3
Akira TAKEI
1
,
Taro SUZUKI
2
,
Hisashi ITODA
3
,
Akiko YAMAGUCHI
3
,
Hisako UCHIYAMA
3
,
Shinichi WADA
3
1旭川医科大学保健管理センター
2旭川圭泉会病院
3北海道旭川児童相談所
1Health Administration Center, Asahikawa Medical College
2Asahikawa Keisenkai Hospital
3Hokkaido Asahikawa Child Guidance Center
pp.1025-1029
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902714
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はじめに
近年の児童虐待に対する社会的な関心の高まりとともに,児童相談所(以下,児相と略)で扱われる虐待事例数も急激に増加している3)。児相の虐待事例に対して,精神科医は非常勤嘱託医としてかかわりを持つ機会があり,精神医学的な診断を行うとともに,その後の子どもの処遇に対して治療的観点からの助言を与える。今回我々は,旭川児童相談所において精神科嘱託医がかかわった児童虐待事例を検討し,虐待の実態を報告するとともに,今後の課題についても考察したい。
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