増大号特集 いま，知っておきたい発達障害 Q＆A 98
3 病態
Q14 肥満は発達障害と関係がありますか？
井原 裕
1
1獨協医科大学埼玉医療センターこころの診療科
キーワード：
肥満
,
obesity
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention- deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
感覚処理
,
sensory processing
,
食事
,
diet
Keyword:
肥満
,
obesity
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention- deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
感覚処理
,
sensory processing
,
食事
,
diet
pp.569-570
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206919
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A 発達障害者は，定型発達者に勝るとも劣らず，肥満と関係があります1）。たとえば，140人の7〜18歳の日本人自閉スペクトラム症（ASD）児童の25%が肥満で2），特別支援学校在籍の413人（6〜17歳）の自閉スペクトラム症（ASD）児童のうち，男子22%，女子11%が肥満であったとされます3）。文部科学省の学校保健調査が示す肥満度は，高い年でも11%程度ですから，それより高いと思われます。
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