Japanese
English
短報
Sulpirideが有効であったphenytoinにより誘発されたoral dyskinesiaの1例
A Case of Phenytoin induced Oral Dyskinesia treated with Sulpiride
瀬尾 崇
1
,
元村 直靖
1
,
今津 好秀
1
,
堺 俊明
1
Takashi Seo
1
,
Naoyasu Motomura
1
,
Yoshihide Imazu
1
,
Toshiaki Sakai
1
1大阪医科大学神経精神医学教室
1Department of Neuropsychiatry, Osaka Medical College
pp.656-658
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204535
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I.はじめに
Phenytoinは抗けいれん薬として広く用いられている。てんかん治療における血中濃度は10〜20μg/mlが適当とされ,これを越えると中毒症状がでやすいといわれている。中毒症状としては,小脳失調,眼振,構音障害,意識障害などがよく知られているが,稀にdyskinesiaなどの不随意運動を示すことが報告されている15)。今回,我我はphenytoinによって発症したと思われるoraldyskinesiaの1例を経験したので報告する。
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