Japanese
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特集 失行
失行の辺縁領域—その概観
Special Types of Apraxia
鳥居 方策
1
Hosaku Torii
1
1金沢医科大学神経精神医学教室
1Dept. of Neuro-psychiat., Kanazawa Med. Univ.
pp.1047-1053
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203327
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失行の辺縁領域を論ずるためには,当然その中核群ともいうべき真の失行の範囲を明らかにすることが必要であろう。現在,諸家が「真の」失行として異存なく認めているのは,観念運動失行,観念失行,構成失行,および着衣失行の4者である。ところが,これらのほかにも容易に錐体路系または錐体外路系の障害などに帰することができないような行為ないし動作の異常が知られている。ここでは便宜上,表1に示した種々の病態について,その概要を述べることにしたい。
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