特別論文 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    日本精神病治療志(一)
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                金子 準二
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1慈雲堂病院
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.187-190
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1969年3月15日
                  Published Date 1969/3/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201451
                
                - 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき
医学の一部門に病因学(Aetiologie)というのがある。この病因学にさきだつてあつたのが,病観(Krankheits-anschauung)である。病観は前病因学(Praeaetiologie)とも称さるべきもので,まだ科学ではない。しかし病因学が治病の基礎となることが多いと同じく,病観はそれが支配した当時の治病の根元となった。したがつて日本の治療志を記すには一応,上古からの病観にふれなくてはならない。ことに精神病治療志を書くには,病観をその前置きとする必要がある。

Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.


