特集 薬物と精神療法
第2回日本精神病理・精神療法学会シンポジウム
一般討論
pp.457-461
発行日 1966年6月15日
Published Date 1966/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201015
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司会 薬物をもちいる場合,またpsychotherapyの場合,薬物療法あるいは薬物を導入してくるときに,psychologicalなレベルでのeffectを期待する程度にとどめていいのか,それとも積極的な意味をもたせるかという問題が1つ出ております。
それからもしそういうことであれば,両者を包含する1つの治療体系,治療理論が考えられなければならない。しかし,いまそれは判然としていないが,それをはつきりさせなければならないだろうということなど問題になつていたように思います。いまの4人の方以外にフロアーにおられる方で,それぞれ特色のある治療をされているわけですが,その特色のある心理療法をこころみていて,しかも薬物をもちいている方がおられると思うのですが,いまのような点にしぼり,簡単なご発言をいただけたらと思います。森田療法の立場から鈴木さん何かないですか。
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