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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく
咽頭・食道 9 Cases
Case 7
Case 7
前田 有紀
1
,
小野 裕之
1
,
下田 忠和
2
Yuki Maeda
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
2静岡県立静岡がんセンター病理診断科
キーワード:
特殊組織型食道癌
,
食道SMT
,
類基底細胞扁平上皮癌
,
内視鏡診断
Keyword:
特殊組織型食道癌
,
食道SMT
,
類基底細胞扁平上皮癌
,
内視鏡診断
pp.396-399
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203165
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臨床情報
80歳代,男性.主訴:なし.高血圧,高脂血症のため近医通院中であった(常用薬:アムロジピン,ロスバスタチン).嗜好歴:飲酒はアルコール60g/day×約60年,喫煙は15本/day×約60年.X年7月に,近医で検診目的に上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行し,食道に隆起性病変を認めた.隆起部から採取した生検の病理組織学的診断はsquamous epitheliumであり,腫瘍性変化は認めなかった.精査目的に当科を受診した.X年8月,EGDおよび超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS)を施行し,ボーリング生検を行った.X年9月に,内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)を施行した.
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