増刊号 消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方
小腸・大腸
大腸腫瘍
工藤・鶴田分類〔Kudo-Tsuruta Classification〕
山野 泰穂
1
1札幌医科大学医学部消化器内科学講座
pp.672-673
発行日 2019年5月24日
Published Date 2019/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201686
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定義
拡大内視鏡観察による質的診断に用いられる分類である.大腸粘膜表層で拡大観察できる腺管開口部(pit)を主とした表面微細構造をpit patternと称し,正常粘膜から癌までの病理組織像に対応していくつかのパターンに分けている.現在,標準的に用いられているのが工藤・鶴田分類である.
この分類ではI〜V型に大きく分類され,さらに亜分類が付されている(Fig.1)1).
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