増刊号 消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方
咽頭・食道
食道癌
日本食道学会分類〔Magnified Endoscopic Classification for Superficial Esophageal Squamous Cell Carcinoma—Classification of the Japan Esophageal Society〕
小山 恒男
1
1佐久医療センター内視鏡内科
pp.578-579
発行日 2019年5月24日
Published Date 2019/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201643
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食道扁平上皮癌に対する内視鏡治療の適応
食道扁平上皮癌(esophageal squamous cell carcinoma ; ESCC)のリンパ節転移率は深達度と密接な相関があり,食道癌診療ガイドライン2017年版1)ではT1a-EPおよびT1a-LPMまでが内視鏡治療の適応とされ,T1a-MMまたはT1b-SM1で臨床的に転移が認められない場合を相対的な適応と定義している.したがって,術前深達度診断ではT1a-LPMまでとT1a-MM〜T1b-SM1,およびT1b-SM2以深を鑑別することが重要である.
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