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編集後記
菅井 有
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1岩手医科大学医学部病理診断学講座
pp.1121
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403114218
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本特集号のテーマは”大腸T1(SM)癌に対する内視鏡治療の適応拡大”である.早期大腸癌に対して積極的に内視鏡治療が行われている現在の医療状況において,誠に適切なテーマと言える.
田中氏による序説は,大腸T1(SM)癌の治療に対する現時点での適応と問題点,今後の展望がよくまとめられている.大腸T1(SM)癌の治療を評価するには組織学的な完全切除が必要であることが述べられているが,現時点での追加治療を考慮する因子のすべては病理組織学的因子であるため,この点は強調してもし過ぎることはない.
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