Coffee Break
Cancer Family Syndrome
M
pp.158
発行日 1981年2月25日
Published Date 1981/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113054
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大腸癌は多分に遺伝的要因をほのめかす疾患として扱われてきた.
Gardner's syndrome
Peutz-Jeghers syndrome
Discrete polyp
Turcot syndrome
Gastrointestinal polyposis
Site-specific colon cancer
Cancer family syndrome
などなどは非常にしばしば取沙汰されている.しかしながら,大腸癌のうち遺伝性のポリポーシスと関係のあるものは,わずか1%またはそれ以下の頻度であり,遺伝的要因と関係ありと考えられるがポリポーシスとは無関係のものは12~26%もある.またcancer family syndromeも1つの疾病単位として扱うのが無理である.
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