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書評「内科診療必携」
安部井 徹
1
1東邦大
pp.619
発行日 1968年5月25日
Published Date 1968/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110778
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和田正久教授のご指導で,若い二人のインターン生も加わって書かれた「内科診療必携」を読んで,またひとつ,日本の医学教育を脱皮させようとする試みがなされたことを発見して,大変愉快になった.
序文にもあるように,この書は,医学教育に失望しかけた二人の若い医学徒のエネルギーが,二人の有能な教育者によって,上手に学問に転向された結晶である.随所に四者のはげしい気合が感ぜられる,教育は機構よりも人であり,教え教えられる人々の間の和であることを改めて痛感した.
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