Japanese
English
今月の主題 食道m3・sm1癌の診断と遠隔成績
序説
m3・sm1食道癌の問題点と展望
Introduction
吉田 操
1
Misao Yoshida
1
1東京都立駒込病院外科
キーワード:
m3・sm1
,
食道癌
,
EMR
,
リンパ節転移
Keyword:
m3・sm1
,
食道癌
,
EMR
,
リンパ節転移
pp.9-10
発行日 2002年1月25日
Published Date 2002/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103398
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- Abstract 文献概要
はじめに
本号のテーマはm3・sm1食道癌である.m3・sm1食道癌は,文句なく早期の癌であるm1,2癌と進行癌としての病態を有するsm2,3癌との境界領域の疾患である.リンパ節転移の頻度はm3・sm1食道癌両方合わせても10%程度ということが判明している.問題はどのような病変がリンパ節転移陽性か,判断するに足りるデータの蓄積が十分にないことである.各施設におけるm3・sm1食道癌の症例数はかなり増加したとは言え,まだ少ない.その結果,転移陽性症例に関するデータの蓄積はもっと少ないのである.
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