Japanese
English
今月の主題 linitis plastica型胃癌―病態と診断・治療の最前線
序説
linitis plastica型胃癌―病態と診断・治療の最前線
Introduction
浜田 勉
1
Tsutomu Hamada
1
1東京都保健医療公社東部地域病院内科
キーワード:
leather bottle
,
linitis plastica型胃癌
,
発育速度
Keyword:
leather bottle
,
linitis plastica型胃癌
,
発育速度
pp.747-750
発行日 2008年4月25日
Published Date 2008/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101361
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leather bottleからはじまる
近代胃癌病理の原典の1つである,ドイツの病理学者,KonjetznyによるDer Magenkrebs(1938年刊行)を1981年に山田,内山両博士が完全邦訳して出版している1).文中の著明なびまん性癌の項の中にlinitis plasticaの記述があり,そこで示された症例は幽門狭窄を来した例であり,水筒胃との表現が付されている.現在臨床でしばしば用いられるleather bottle様変形(Fig. 1)は当初幽門狭窄例を表し,当時は胃体部が狭窄した例は少なかったようである.
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