Japanese
English
今月の症例
大腸脂肪腫の1例
Lipoma of the Ascending Colon, Report of a Case
宗本 義則
1
,
天谷 奨
1
,
井上 剛志
1
,
俵矢 香苗
1
,
大端 考
1
,
斉藤 英夫
1
,
藤沢 克憲
1
,
笠原 善郎
1
,
三井 毅
1
,
浅田 康行
1
,
飯田 善郎
1
,
三浦 将司
1
Yoshinori Munemoto
1
1福井県済生会病院外科
pp.1608-1610
発行日 2003年11月25日
Published Date 2003/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100718
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〔患者〕 67歳,女性.2002年2月より下痢,右下腹部痛を認めた.2002年3月近医にて超音波,CT検査で上行結腸に腫瘍を認め,注腸検査で腸重積となっていたため2002年3月12日当院紹介入院となった.入院時には腸重積は整復されていた.
〔超音波所見〕 上行結腸に約4cmの高エコー腫瘍を認めた.
〔CT所見〕 上行結腸に約5cmの内部低輝度の腫瘍を認めた(Fig.1).
〔注腸所見〕 上行結腸に約5cmの類円形の腫瘍を認め,腫瘍の表面は比較的平滑で頂部にわずかにびらんを認めた.腫瘍の立ち上がりは滑らかで一部bridging foldを認めた(Fig.2a, b).また憩室を認めた.
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