Japanese
English
今月の症例
サイトメガロウイルス感染症を合併し経過中縦走潰瘍を認めた潰瘍性大腸炎の1例
Cytomegalovirus-infected Ulcerative Colitis Presents with Longitudinal Ulcer during Clinical Course, Report of a Case
廣瀬 統
1
,
前田 和弘
1
,
冨岡 禎隆
1
,
西村 宏達
1
,
江口 浩一
1
,
山本 智文
1
,
青柳 邦彦
1
,
向坂 彰太郎
1
,
溝口 幹朗
2
,
岩崎 宏
2
,
王寺 恒治
3
Osamu Hirose
1
1福岡大学医学部第3内科
2福岡大学病理部
3さくら病院内科
pp.1226-1229
発行日 2006年8月25日
Published Date 2006/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100637
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〔患 者〕 74歳,女性.
〔主 訴〕 腹痛,血便.
〔現病歴〕 1999年に潰瘍性大腸炎(全大腸炎型)と診断され,2回の入院加療歴があった.2005年4月より腹痛,粘血便が出現し,潰瘍性大腸炎の再燃と診断され近医入院.ステロイド内服および注腸にて加療し症状は改善傾向であったが,ステロイド減量中に増悪を認め当科紹介転院となった.
〔検査成績〕 CRP 10.7mg/dlと炎症反応を認め,TP 5.0g/dl,Alb 2.6g/dlと低蛋白血症を認め,末梢白血球中にサイトメガロウイルス(cytomegalovirus;CMV)抗原(C-7HRP)陽性細胞を認めた.
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