増刊号 図解 診療基本手技 第2集
診療手技
輸血・輸液法
輸血
浅井 隆善
1
1千葉大学医学部附属病院・輸血部
pp.268-273
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909701
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輸血が実際に行われるようになったのは1901年にLandsteinerによりABO式の血液型が発見され,1930年代後半にRh式血液型が発見されてから後のことである.わが国では1951年の血液銀行の設置開始により血液事業が本格化し,1964年の閣議決定による売血から献血への移行,そして1970年代になり成分輸血が行われるようになり,急速に輸血療法が進歩してきた.この間,医学の進歩もめざましく,輸血による補助療法は不可欠のものになってきている.
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