今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー
栄養療法時の基本的ルール
電解質・水分投与量の算出
原 晶子
1
,
斉間 恵樹
1
1国立国際医療センター腎臓内科
pp.228-230
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909215
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●水・電解質の投与量を決めるうえで,In-Outバランスを計算することが大切である.
●体重の変化量は体液バランスをよく反映しており,1日1回の体重測定は必須である.
●〔輸液維持量=尿量(1,000~1,500ml)+便+不感蒸泄-代謝水〕として計算される.
●脱水症では,それぞれの型に応じて水・電解質欠乏量を算出し,実際の投与量は欠乏量を2~3日で補正することを目標とする.
●低P血症は生命予後を左右するものであり,軽視してはならない.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.