増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
感染症薬
セフェム系第2世代(パンスポリン,セフメタゾン)
武田 多一
1
,
武田 裕子
2
1琉球大学医学部救急医学
2琉球大学医学部附属病院地域医療部
pp.394-395
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909090
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適応
(1)第1世代と比較してグラム陽性菌に対する有効性では劣るが,βラクタマーゼに対する安定性が増強されており,グラム陰性菌であるインフルエンザ菌,バクテロイデス,モラクセラ,髄膜炎菌に対する抗菌力に優れている.広域スペクトラムの抗菌薬として頻用される.緑膿菌には無効.
(2)セフォチアム(CTM:パンスポリン®)は,呼吸器や耳鼻科領域の市中感染によく用いられる.嫌気性菌には全く抗菌作用を有しない.
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