今月の主題 内科医のための皮膚所見の診かた
皮膚病変から診断する全身性疾患
糖尿病
伊崎 誠一
1
1埼玉医科大学総合医療センター皮膚科
pp.618-621
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907434
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●皮膚を支える結合織すなわち真皮には血管とリンパ管が豊富に分布し,また密な神経支配を受ける.糖尿病は言うまでもなく全身病であるから,その情報が血管や神経を介して皮膚に現れやすい.糖尿病に伴う皮膚変化を正しく理解し,これをきめ細かく捉えることによって,患者の発見,早期治療,治療の評価あるいは合併症の予防に役立てることができる.
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