今月の主題 アレルギー診療の実際
Introduction
アレルギー患者の問診と診断のポイント
長屋 宏
1
1久我山病院アレルギー科
pp.176-178
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907331
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●アレルギー症状が若年者,特に小児期に起こるほどアトピー素因によるものである可能性が高い.
●喘鳴が聴かれたときに患者にとって重要なことは,気道過敏性亢進の有無や気管支喘息という診断名の定義に当てはまるか否かを議論することではなく,アトピー型の喘息であるか否かを知るためにアレルギー皮膚テストを行うことである.
●血清総IgE値が低くてアレルゲン特異的IgE(RAST)が陰性でも,アレルギー皮膚テストはRASTよりも感度が高いので,皮膚テストも陰性でなければ非アトピー型とはいえない.
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