今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡
水代謝とその異常
浮腫の病態と診断
渡邊 卓哉
1
,
菱田 明
1
1浜松医科大学第1内科
pp.847-849
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904494
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ポイント
●浮腫は,毛細血管での濾過,吸収,リンパ流による運び出しのバランスの破綻により,組織間液が貯留した状態である.
●浮腫の患者を診たときには原因疾患の鑑別をまず行う.
●同一の疾患,患者であっても病期,進行度,他臓器の機能によって複数の病態生理が存在している可能性がある.
●浮腫の原因疾患の診断にあたっては,除外診断が重要である場合も多い.
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