今月の主題 糖尿病 1993
糖尿病のコントロールに必要な検査法とその進め方
尿糖検査の活用法と限界
清野 弘明
1
,
阿部 隆三
1
1太田西ノ内病院糖尿病センター内科
pp.1424-1426
発行日 1993年8月10日
Published Date 1993/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902212
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●食事療法および経口血糖降下剤治療患者において,尿糖測定は糖尿病自己管理の有効な手段である.
●尿糖検査の実施において重要なことは,2回排尿法による尿糖測定である.尿糖検査60分前に排尿し,その後60分間に生成された尿を採取し,尿糖検査を施行する.
●血糖が腎臓での糖排泄閾値を越えた場合に尿糖が陽性となる.この腎排泄閾値は平均170mg/dlといわれている.1日尿糖排泄量は5g以下にするのが治療として望ましい.
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