medicina Conference・2
顎関節痛と発熱を主訴とし,一過性の視力障害を呈した67歳の女性
石井 周一
1
,
池田 正行
2
,
北原 光夫
3
,
小澤 安則
4
1JR東京総合病院内分泌内科
2東京医科歯科大学医学部神経内科
3東京都済生会中央病院内科
4虎の門病院内分泌代謝科
pp.1354-1365
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902200
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主訴:顎関節痛,発熱
現病歴:生来健康であったが,1992年5月中旬頃より,咀嚼後に両側の顎関節の痛みが出現した.しかし,腫脹・発赤はその部位には見られなかった.5月の終わり頃,洗濯中に突然右眼の視野が「まっ白になり」,何も見えなくなった.この発作は5分間続いた.この頃より寝汗を経験するようになった.
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