今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—胸部
空洞性・嚢胞性肺病変
大坪 まゆみ
1,2
,
林 邦昭
3
1日赤長崎原爆病院・放射線科
2長崎大学医学部・放射線科
3長崎大学医学部・放射線医学教室
pp.982-987
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901535
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ポイント
1)空洞性・嚢胞性肺疾患について,その種類やCT所見を簡単に説明する.
2)空洞性・嚢胞性肺疾患におけるCTの有用性は病変の部位,広がり,数,壁の性状,内容物,周囲肺組織(血管や気管支),胸膜との関係が描出できる(特に高分解能CT:HR-CT)ことである.
3)肺空洞性・嚢胞性疾患には特徴的CT所見を有するものがあり,年齢・症状,検査データに画像所見を合わせると鑑別がより容易となる.
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