増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
エコー法の基礎
超音波解剖—体表(頸部,甲状腺,乳腺)
小林 正幸
1
1埼玉医科大学総合医療センター・第2外科
pp.66-67
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901125
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臨床の多くの分野で超音波検査法が利用されるようになって久しい.しかも診断装置の開発に伴い,小さな病変が描出されるようになり,腫瘍性病変,それも悪性腫瘍の早期診断には,現在なくてはならない検査法の一つとなった.
超音波診断装置の違いにより,得られる画像にもその差がみられる.検査の対象となる部位,臓器により最適な診断装置が選択されなければならない.とくに,厚みのある腹部領域と違い,ここで述べる体表から数cm内外にある臓器を対象とする場合は,少なくとも7.5MHz以上の高周波数を利用すべきである.
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