演習
心エコー図演習
小川 聡
1
,
福田 信夫
1
,
大木 崇
1
1徳島大学医学部・第2内科
pp.1453-1458
発行日 1991年8月10日
Published Date 1991/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901026
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66歳の女性が動悸と胸部不快感を訴えて来院した
家族歴 特記すべきことなし
既往歴 リウマチ熱の既往なし
現病歴 約6年前より労作時あるいは心配事のあるときに動悸,胸部不快感が出現するようになった.このような症状は30分程度持続するが,最近その頻度が次第に増加してきたため,精査を目的として当科を受診した.
理学的所見 身長155cm,43kg.血圧130/70mmHg,脈拍70/分不整.心聴診では心尖部に強大な収縮中期クリックとLevine 2/6度の収縮後期雑音を聴取した.肺にラ音を聴取せず,肝腫大および下腿浮腫もみられなかった.
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