今月の主題 抗生物質の使い方
抗生物質の特徴と使い方
キノロン剤の使い方
河合 健
1
1慶応義塾大学医学部・内科
pp.1160-1163
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900289
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合成抗菌剤のうちピリドンカルボン酸(図1)をもつものは,ナフチリジン系,シンノリン系,キノリン系(キノロン系)があるが,1984年以降のピリドンカルボン酸系抗菌剤は,ニューキノロンと総称されたので,ここでは広くピリドンカルボン酸系抗菌剤についてふれる.現在市販されているものはノルフロキサシン(バクシダール®),オフロキサシン(タリビッド®),エノキサシン(フルマーク®),シプロキサシン(シプロキサン®),これに加えて本年4月からトスフロキサシン(オゼックス®,トスキサシン®),ロメフロキサシン(バレオン®,ロメバクト®)が新たに加わった.
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