特集 浮腫と脱水—Q&Aで学ぶジェネラリストのための体液量異常診療
体液量異常の診断
浮腫の鑑別診断
永瀬 宏哉
1,2
,
藤田 芳郎
1,2
1中部労災病院腎臓内科
2中部労災病院リウマチ膠原病科
キーワード:
浮腫
,
利尿薬
,
Castleman病
,
特発性浮腫
Keyword:
浮腫
,
利尿薬
,
Castleman病
,
特発性浮腫
pp.1190-1194
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229026
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Point
◎浮腫とは細胞外液分画中の間質液量の増加が触知可能な状態である.
◎浮腫の鑑別診断の進め方としては,①まず緊急を要する疾患を想起し,②次に局在に基づいて鑑別を進めていく方法がある.
◎浮腫は必ずしも利尿薬が必要な状態ではないと認識し,原因疾患発見の手がかりであると考えるべきである.
◎浮腫に対する利尿薬使用が有害となる場合があるので注意する.
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