特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ
超音波によるABCD生理学的アプローチ
B:肺エコー(気胸)
谷口 隼人
1
1横浜市立大学医学部救急医学教室
pp.1925-1931
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225887
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Point
◎肺エコーでは,胸膜から得られる所見が重要である.
◎肋骨と胸膜を描出する「bat sign」が,肺エコーの基本ビューである.
◎肺エコーでは,気胸,肺水腫,肺炎,慢性閉塞性肺疾患(COPD)/喘息などを鑑別できる.
◎肺エコーによる気胸の検索では,まずlung slidingの有無を確認する.
◎lung pointが描出できれば,気胸の診断が確定する.
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