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特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール
座談会
Physical examination forever!!
Physical examination forever!!
徳田 安春
1
,
池田 正行
2,3
,
沢山 俊民
4,5
,
上野 征夫
6
1群星沖縄臨床研修センター
2香川大学医学部附属病院医療情報部
3高松少年鑑別所
4さわやまクリニック
5川崎医科大学
6壽生会寿生病院
pp.1308-1315
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225741
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フィジカルはダイナミックな動きを取り扱う点で,力学に近いと思います.なかでも,絶対的な古典力学ではなく相対的な現代力学に近いと考えます.完成度の高いフィジカルを行う医師は,相対性理論での動く物体(生体)に対する観察者の立場をとり,診療での経験的技術と暗黙知によって,個々の患者での微妙な病態を捉えています.感度・特異度,尤度比などの単純な疫学手法が通用しない世界であり,不屈の鍛錬から相対的アートを生み出しているのです.そこで今回の座談会では,内科の各分野で突出したフィジカル診断のアートを身に付けた,“仙人”とも呼ぶべき先生方をお招きして,不屈の鍛錬と力学作品についてお聞きしました.(徳田)
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