グラフ 複合心エコー図法
先天性心疾患(6)—三心房心
伊東 紘一
1
,
鈴木 修
1
,
谷野 定之
2
1自治医科大学・臨床病理生理機能
2自治医科大学・小児科
pp.1446-1449
発行日 1985年8月10日
Published Date 1985/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219890
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症例14 6歳 女児
在胎35週で自然分娩.
生下時体重2,800g.出生直後より呼吸があらく,啼泣も弱い.生後5カ月時に啼泣に際し,チアノーゼが明らかに認められるようになり,VSDの診断を受けて強心,利尿剤の投与を受けていた.身長110cm,体重16kg.
心音は整,Ⅱ音単一,亢進している.心雑音は収縮期雑音(3〜4/6)があり,harsh,holosystolicでMax point 3〜4LSB.心尖部で拡張期にランブルを聴取した.肝は右季肋下に融知した.
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