今月の主題 胆道疾患診療のトピックス
胆道精査法の特徴と選択
画像診断の選択順序
大藤 正雄
1
,
土屋 幸治
1
1千葉大学医学部・第1内科
pp.614-616
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219697
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胆道疾患の診断には,これまでも数多くの検査法が応用されてきた.主なものとして排泄性胆道X線造影(経口法,経静脈法),経皮的胆道造影(PTC),内視鏡的胆道造影(ERC)などがあげられる.
最近はこのほかに超音波やX線CTの画像診断が応用されるようになった.これらの検査法は応用面においてかなりの重複がみられたり,これまでとは違った応用の仕方が要求されるなど,胆道疾患の診断のすすめ方は以前と比べて複雑化しており,時に混乱もみられている.そこでこの際,各種検査法の特徴を明らかにした上で,これらの検査法をどのように順序立てて応用するならば効果的診断が可能となるかにつき考え方をまとめることとする.
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