図解病態のしくみ 循環器疾患・11
悪性高血圧症
須永 俊明
1
Toshiaki Sunaga
1
1佐賀医科大学・内科
pp.1939-1945
発行日 1981年11月10日
Published Date 1981/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217410
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悪性高血圧は,今日いろいろ病態をかえつつある.ことに降圧剤の進歩によって,1950年以前にみられた典型的な悪性高血圧症の頻度は,非常に減少しつつある.これは,降圧療法の最大の効果といえるであろう.
また,最も特徴的とされた腎を中心とした細小動脈のフィブリノイド性壊死と考えられる病理可見も少なくなりつつある.
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