小児の処置
採血法
西村 昻三
1
1聖路加国際病院・小児科
pp.810-811
発行日 1974年6月10日
Published Date 1974/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205467
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小児の採血は,年齢によりかなり難易の差があるが,一番問題になるのは乳幼児の採血である.しかし,最近は各種の検査が微量化してきたため,一昔前ほど小さい乳幼児から成人と同量の血液の採血を要求されることは少なくなってきた.すなわち,毛細管血の採血により,すべての検査が行なわれる方向になりつつあるが,すべてが微量化されたわけではないので,その現状を考慮して,乳幼児期の採血法のうち,とくに日常臨床上必要と思われる方法につき解説することにする.
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