カラーグラフ 臨床医のための病理学
VI.腎疾患(1)
金子 仁
1,2
1日本医大
2日本医大老研基礎部
pp.742-743
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204781
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腎疾患は数多い.最も多いのは糸毬体腎炎であろう.すっかり治さないと慢性腎炎から萎縮腎となり尿毒症で死亡する.針生検が発達して,臨床医も腎の組織像を見る機会が多くなった.
嚢胞腎は両側腎が全くチステ化してしまう恐ろしい病気だが,原因はまだ分からない,幼児型と成人型がある.往々ここに載せたように嚢胞肝を伴う.恐らく先天性奇形が大きい原因だろう.
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