診療手技
眼底検査
松井 瑞夫
1
1日大眼科
pp.1196-1198
発行日 1969年11月10日
Published Date 1969/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202852
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眼底を検査する方法には,倒像検査法と直像検査法とがある.倒像検査法は眼科医には必須のものであるが,他の臨床各科の医師が眼底検査を行なうには,直像検査法がよい.この直像検査法は,電気直像検眼鏡を用いて行なうものであり,手技の習得が比較的容易であり,拡大率も15倍ないし16倍と大きく,十分な散瞳を行なったうえで行なうときには,完全な暗室は不要であり,通常の診察室の窓の光をカーテン・ブラインドなどでさえぎり,部屋の照明を消して,うす暗い程度にすれば十分である.
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