グラフ 内科疾患と皮膚
皮膚の網の目状の紅斑(Livedo)
西山 茂夫
1
1東大皮膚科
pp.683-684
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202236
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皮膚の網の目状の紅斑は,自覚症状がないために,しばしば見のがされやすい.しかし,皮膚の小血管の緊張性弛緩性症候群の1つとして,いろいろな全身的原因によって発生するので,内科診断学上重要な症状である.すなわち,おもに中枢性および末梢性の循環障害のとき,異常蛋白血症を伴う疾患のときにみられる.また全身性疾患の結果ではなく,血管運動性の不安定な素質を示す1つの皮膚症状である場合もある.
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