目で見る神経病学・3
乳幼児の診察
本多 虔夫
1
1横浜市民病院・内科
pp.1448-1450
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201955
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乳幼児の神経系の診察方法は,成人のものとたいへん異なる。これは乳幼児は医師の求めに応じて目を動かしたり,四肢を動かしたりできないことのためばかりでなく,この年齢においては神経機能がまだ完全に発達しておらず,知能,運動機能,平衡機能などの正常範囲が成人のそれとまつたく異なるからである。
今回,写真でお目にかけるのはちようど,坐ることができるようになり,まもなく,はいはいもしようとする6〜10カ月の乳児の診察法であるが,この方法は,2〜3歳の小児までにも応用できる。
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